不思議の国のアリス症候群 視界が小さくなったり、大きくなったり、ゆがんだりする不思議な病気
最近、嫁と話をしていて言われたのですが、「色んな病気を経験しすぎじゃない?」と言われました。
うーん、人から言われたから思うかもしまれせんが、子供の頃に色んな病気をしました。まず、産まれた時は親から血液の病気で大変だったと言われました。詳しくは聞いていませんというか、親も憶えていません。
そして、その後、小児ぜんそく、腎臓ネフローゼ症候群。そして、今は、アナフィラクトイド紫斑。だいぶよくなっていますが。他にも、軽いアトピーと言われたり、色々あります。
嫁にびっくりされたのが、「不思議の国のアリス症候群」の話をした時です。話してないと思っていなかったので、嫁が「何?その病気!」と突っ込んできました。
不思議の国のアリス症候群とは?
大人になって症状が表れる事がなくなったのですが、子供の頃、不思議な体験をしていました。
その体験とは、突然、視界が小さくなる事がありました。日中に、道を歩いていてこの症状が発生する事もあり、寝る前に発生する事もありました。
この症状になると、とても不安な気持ちになり、症状が改善するまで、とても辛かったのを覚えています。当時、この症状を親や医者に伝えた事がありましたが、理解してもらえませんでした。
このネット時代で、ふと気になって調べたら同じような症状を持った人がたくさんいる事に気づきました。
実は、この症状には病名がついていて、「不思議の国のアリス症候群」というそうです。
この症状は、知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群で、この名前は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで、1955年にイギリスの精神科医トッド(英語: John Todd)により名付けられたものだそうです。
症状
典型的な症状は、眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり、ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。 例えば、子供が自分の母親が自分より小さくなったように感じたり[2]、蚊が数十 cm もあるように見えたりする[3]。 自分の体は逆にそれぞれ大きく、または小さくなったように思うこともある。 外界が小さく感じられるものを小視症(英語版)、大きく感じられるものを大視症(英語版)、ひずんで感じられるものを変視症(英語版) と呼ぶ場合もあるが、これらの呼称は眼底疾患など視覚そのもの障害による症状においても用いられている。
wikiによるとこの症状はバリエーションが多く、人によって症状が変わるようです。私の場合はものが小さく見えることが多かったです。
この症状にはさまざまなバリエーションがある。対象や位置が限定されており、例えば、人の顔以外を見たときにのみこの現象が現れたり[4]、視野の右半分だけが 2 倍の大きさになったように感じたり[4]、テレビに全身が映った人物の顔と体の比率が歪み、何頭身であるかを認識できなくなったりする。 大きさだけでなく色覚についても異常が起こることもあり、例えば自分の母親が緑色に見えたりする[2]。また、この現象は視覚だけでなく時間の感覚に関して類似した現象が起こることもあり、時間の進み方が速くなったり遅くなったりしたように感じる人もいる[4]。 空中を浮遊するような感覚も特徴とし、現実感の喪失や離人症状も現れることがある[5]。 現象は数分で終わることが多いが、何日も継続する場合もある[3]。
この症状は人によって様々で、いつもと同じ時間でもとても早く感じてしまったり、遅く感じてしまったりする人もれいれば、私のように周囲がとても遠くに感じて、自分が小さくなったように錯覚する事もあります。
また、このアリス症候群は子供に多く見られる症状で、大人になると自然と治る人が多いそうです。
アリス症候群の治療のほとんどは、根本となっている原因を取り除く事で改善される傾向がありますが、大人になってもこのような症状を引き起こす場合もあり、向精神薬などを飲んでいる方にも見られる症状のようです。
先日も、テレビでこの症状に悩まされている外国の女性が取り上げられていましたが、確実に日常生活に支障が出るので、完治させたい病気ではありますよね。と言っても、喘息などと一緒で、この病気を経験した事がある人でないと、この病気を理解できないと思いますが。
小さい子供は、周囲に理解されない事から症状を訴える事が少ないため、周りの理解が大事だと思います。
私も子供のころ、相談するかどうかで悩みましたし、実際に、相談しても理解しれもらえなかったので、当時とてもつらかった思い出があります。
この記事は、この症状に悩む人が自分の症状が病気であり、治療する必要がある事をまず、理解する事だと思って書きました。
一人で悩む事はとても辛いことなので、誰かに相談できるだけでも全然違いますからね。
今の時代は、昔と違ってインターネットで検索すれば、色んな情報を入手できるのがいいですよね。昔の人は、情報が自分の行動範囲に限定されていたので、誤った情報でもそのまま信じてしまう事が多々ありましたから。
ただ、今は情報が多く流れている分、誤った情報もたくさん流れているので、情報の取り扱いには注意が必要だと思います。
不思議の国のアリス症候群に限りませんが、体に異変があると感じた時は、誰かに相談してみたり、医者に診てもらう事がいいですね。一人で抱え込むのは一番よくないと思いますので。
そして、最近知ったすごい病気。それがチック症候群。
たまたまテレビで見て知りましたが、、、とても辛い病気でした。私も病気を色々経験しているから余計に感じました。
チック症候群とは?
説明だと、子供の頃に起こるとあります。テレビでは、大人になっても治らない人もいるそうです。
チック(チック症)とはどんな病気か
チックとは一種の癖のようなもので、乳幼児期から学童期にかけ、心と体の成長・発達の過程で多くの子どもにみられるものです。これが固定・慢性化して激症化するとチック症と診断されます。
子どもにみられるチックは、一過性・発達性チックといわれるものが大多数です。しかし、子ども専門の精神科では、心身症ないし神経症レベルのチック症が比較的多くみられます。チック症の重症型といわれる慢性多発性のチック症(トゥーレット症候群)は、学童・思春期に比較的多くみられます。
ちなみに治療については、普通の病気と違い、治療が難しい事が分かります。
治療は、「チック症という病気を治すのではなく、チック症の子どもを治療する」ことになります。治療の目標は、ストレスなどへの適応性を高め、人格の発達援助を目指すことです。
子ども専門の精神科などでは比較的重症な患児が多く、その場合には薬物療法(主としてハロペリドールやリスペリドンなどの向精神薬)が行われます。一方、軽症の場合は、遊戯(ゆうぎ)療法などの行動療法的なアプローチが有効とされています。その際は、親へのカウンセリングが重要になります。
対応としては、症状を誘発する緊張や不安を軽減、除去することや、それへの耐性(たいせい)(精神的抵抗力)を高めるように援助することが肝要ですが、症状の出現をやめるように、いたずらに叱責して注意を促すことは避けるべきです。
むしろ、本人が症状にとらわれすぎないように配慮し、全身運動の発散に関心を向けさせ、一方では、何か興味を抱いて熱中できるもの(趣味的なもの)をもたせることが有効です。
しかし、症状が長期・慢性化し、多発・激症化する場合には、子ども専門の精神科などの医療機関への受診が必要になります。
見てもらうとわかりますが、本当に辛い病気です。今は、ネットの力があるので、情報を収集しやすいですし、親が子供の病気を判断しやすくなったのではないかと思います。