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元ネフローゼ、腎臓病再発かと思った恐怖。尿検査で蛋白3+以上は即入院クラス

先ほども記事にしましたが、久々に尿検査で蛋白が出たので、これを記事にしようと思います。まず、私は3歳から小児ぜんそく、そして、10歳からネフローゼ症候群を患ってしまいました。ある意味、2重苦。

 

ちなみに、どちらも違う意味で辛い病気で、喘息の苦しみは喘息を経験した人しか分かりません。喘息になると炎症で喉が狭くなり、呼吸が辛くなります。寝ていても、辛くて目が覚めます。人によっては寝ている時に亡くなる事もあるそうです。

 

辛すぎて、まともに寝れません。息がぴゅーぴゅーとなるのも特徴です。生きているだけで辛いです。そして、ネフローゼ症候群

 

>>ネフローゼ症候群 - Wikipedia

 

ネフローゼ症候群ネフローゼしょうこうぐん、英: Nephrotic syndrome)は、高度の蛋白尿により低蛋白血症を来す腎臓疾患群の総称である。
低蛋白血症、高度な蛋白尿、浮腫(眼瞼や下肢)を主な症状とし、病理学的には糸球体基底膜の透過の亢進を一次的異常として認める。時に脂質異常症も合併する。ネフローゼ症候群は元来病理学的な概念であり、腎炎=nephritisと異なり、炎症性の変化(炎症細胞浸潤など)がみられないものの総称として提唱された。若年層(特に幼少期では男子)に多く発症するが、30代の男女の発症例も多数報告されている。
ネフローゼ症候群は、原発性糸球体疾患に起因する一次性ネフローゼ症候群と続発性糸球体疾患による二次性ネフローゼ症候群に分類される。

 

一次性ネフローゼ症候群
成人の占める割合は、70~80%と多数を占めるが中高年では半数以上が慢性腎症であり、加齢に伴って割合は増加する。最初の発症から5年以内に2回以上の再発率は80%~90%と高い。

 

二次性ネフローゼ症候群
発症は年齢によって異なるが、小児では紫斑病性腎炎が多く、糖尿病性腎症やループス腎炎は成人の発症が多い。

 

ネフローゼ症候群は再発率が高いです。私は10歳で発症して、12歳で入院しました。その為、小学校の卒業式、中学校の入学式には出れませんでした。そして、この時の心情を過去の記事にしています。こちら。

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私は学生時代、人生真っ暗でした。特に私の10代は最悪でした。


なぜ、最悪かと言えるかというと、私は3歳から小児ぜんそくを患い、10歳の時に腎臓病のネフローゼ症候群を患い、人生を全く謳歌できなかったからです。


まず、小児喘息ですが、突然、深夜に発作が始まり、親に舟入病院(広島の病院です)や、近所の町医者に行って、吸入器で発作を抑えてもらうといった状況で、日々、生活をしていました。


親には、「お前のせいで家にお金がないんだよ!」と言われた事もあります。


また、喘息の発作が夜中に起きると、父親に「静かにしろ!」と怒られて、とても切ない思いをしたこともあります。


そんな中でも、前向きになろうと、なんとかスポーツを始め、小学生になってからサッカーを始めました。プレイ中にたまに発作が起きるものの、何とか頑張って3軍から2軍に上がるというタイミングで、まさかの悲劇が起こりました。


なんと、小5の林間学校後に、ネフローゼ症候群を発症してしまいした。。。


当時の林間学校のビデオでも、私が「疲れた・・・」と連発する言葉が出ていましたが、既に症状は出ていたのが記録に残っています。


そして、あまりに顔色が悪いので、父親が心配して近くの町医者で血液検査をしたら、「うちの病院では対処しきれないから招待状を書く」と言われ、広島市中区千田町にある赤十字病院に診察にいきました。


診断の結果、すぐに入院が必要ということで、その日、入院する事になりました。


そこから、無塩の食事になり、ごはんは全く美味しさを味わえなくなりました。さらに、体に水が溜まっている為、1日に飲める水分は300mlに制限されました。


水分は300mlしか飲めないので、ほぼ、薬を飲むのに使いました。プレドニンは確か一度に10粒以上飲んでいたと思います。


服用する薬に漢方薬があったので、この水の量ではとうてい飲みきれないので、オブラートにつつんで飲んでいました。


体に負担をかけれなくなるので、基本的にはトイレもいけず、尿瓶で済ませる必要があります。また、勉強が遅れる為、親に参考書を買ってもらい、ありあまる時間は勉強に費やしました。


そんな辛い日々も、約3ヵ月の入院から症状も回復し、無事、日常生活に戻る事ができました。


ただ、この病気の辛い所は、薬の副作用で顔がパンパンに膨れ上がる(ムーンフェイス)になる事です。この症状は、10代で経験するのはかなりの精神的な苦痛を味わいます。


私は男ですが、当時、女の子の同じ病気で入院している子がいましたが、見ていてかわいそうだと感じたのを憶えています。女の子は、男以上に見た目を気にするでしょうから。


私は思春期の時に、精神的にダメージを負ったのはこれが大きな原因になっています。今でも覚えているのですが、私は割と女の子に人気があったのですが、私が退院したと音の子が聞いて、教室に来て、見た目があまりに変わっているたので、びっくりしてすぐに姿を消したこともあります。


こういった辛い経験は、ネフローゼ症候群の特徴になるかと思います。

・食事制限がある(水分量、塩)
・運動制限がある
・薬の副作用で顔が膨れる


また、病気はその後、再発してしまいます。10代の内、再発はその後、2回ほどありました。その都度、上記のような制限がかかり、本当に辛い人生でした。


ちなみに、最初の若い先生に、再発したら二度と治らなくなると言われていた為(これは事実無根で、正しく治療すればよくなります!)、再発して入院した時は、自殺したい!と本気で泣き叫びました。


実は、たまに自宅で尿検査をしていたのですが、入院したら人生が終ると思っていたので、検査でプラスが出ていたにも関わらず、親に黙っていました。


その時も、父親が気づいて、病院に行けと言われて診察に行きました。実は、翌日来ていたら死んでいたかもしれないと母親は先生に怒られたそうです。


そう考えると、私の人生は父親に救われたもので、後、1日、もしくは数日発見が遅れていたら、今、こうしてブログを更新している事もないかもしれません。


先生には成人して再発しなければ大丈夫と言われていたので、大学生時代は、再発しないかドキドキしていました。

 

今でもたまに、尿検査でタンパクがプラス(3+)になる恐ろしい夢を見ます。一般的には、疲れている場合は、プラスマイナス(+-)くらいになります。正常な場合はマイナス(-)です。

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これを書いたのはかなり前です。そして、恐れていた事が起きました。内科で尿検査をしたところ蛋白がプラスだったのです。私が、アナフィラクトイド紫斑になったのは7月19日からですから、約一ヵ月放置していた事になります。これからもっとひどくなるのかな?なんて思いました。

 

ちなみに、アナフィラクトイド紫斑は腎炎を併発する確率が高い病気です。今回、慢性腎炎なのか見極める必要があります。

 

そして、色々と考えました。すべてがタイミングが悪かったのか、自分の選択が悪かったのか。。。人生終わったかもとも思いました。元気じゃなければ働けません。働けなければ家族を養えません。可愛い娘を困らせる事になります。それだけは本当に辛いです。

 

尿検査で蛋白が出るという恐怖

検査結果が出た後、しばらく呆然としました。

 

先生は、様子見を見ますか?と能天気な事を言うので、大きな病院の紹介状を書いてもらいました。検査キットで見たんですが、というよりは怖くて直視できませんでした。先生は、「1+以上かな~」と言っていました。色の具合で判断するんです。

 

もし、2+以上だったら入院の可能性もあります。頭の中で考えたのは、投薬でもいいから、家族の為に働かないと。。。と思いました。病気になったら大黒柱でも何でもなく、家族の負担になってしまいますからね。。。

 

結果から最近言うと、なぜか陰性になっていました。久しぶりに奇跡を感じました。私の頭の中ではこれから人生どうしようかだけを考えていました。子供も産まれるのに入院なんかしたら終わりです。

 

ちなみに、、、蛋白が尿検査でプラス3とかなったら、即入院の可能性が高いです。以前調べたんですが、よくこんな質問があるんです。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

色々と回答がありますが、ネフローゼを経験した観点から言うと、この方の意見が一番しっくりきます。

腎臓内科のある病院で検査されることをオススメします。

私はネフローゼで(腎臓の働きが悪くて蛋白尿が出る)総合病院へ行ったとき尿検査と血液検査をした結果、腎臓内科がしっかりしている病院を紹介されました。
ご参考までに。

3+はかなり多いと思われます。生理だけで出る量ではないです。
むくんでいたり、怠かったり気持ち悪かったりありませんか?

早めに病院へ行ってください。お大事にしてくださいね。

 

少なくとも私の場合は、即、入院でした。ちなみに、、、今回、1+でしたが、足がむくみました。しかもかなり。だから、めちゃくちゃ焦りました。おしっこの出も悪くなります。ちなみに、、、足を押して弾力で戻ってこなかったら、かなりむくんでいますので注意が必要です。

 

後、今回、症状がひどい時は、かなり疲れやすかったです。普段は6時間寝れば十分だったんですが、8時間寝ても体がだるかったです。今回、おそらくですが、 アナフィラクトイド紫斑の影響でたんぱくが出て、そして、病状が治まったから蛋白が陰性だったのではと思います。ただし、アナフィラクトイド紫斑は再発するそうなので、定期観察が必要です。

 

しばらくお酒は飲めません。ある意味、肝臓の為によかったのかもしれません。ちなみに、成人になって慢性の腎炎になると場合によっては人工透析になります。

 

こちらの病院のサイトに人工透析のことが分かりやすく書かれています。

>>人工透析とは - 透析 | 医療法人 社団美心会 黒沢病院

 

腎不全とは

さまざまな原因により、腎臓の働きが不十分になった状態を腎不全といいます。
腎不全には、急激に腎機能が低下する急性腎不全と、長年にわたって徐々に機能が低下する慢性腎不全の2種類があります。急性腎不全は、早急に適切な治療を行うことで大部分の機能回復が見込めますが、慢性腎不全は腎機能がある程度まで低下しないと自覚症状が現れず、早期発見が大変難しい病気です。そのため、一度失った腎機能の回復は困難です。

腎臓の働きが低下すると、本来尿として出るべき老廃物が体に溜たまります。
症状は、進行速度や重症度、原因によってさまざまですが、尿の異常、部分的なむくみや高血圧になることもあります。慢性腎不全の末期状態になると、「尿毒症」となり、重とくな場合、全身けいれんなどの症状が現れます。
末期の治療法は、腎移殖か透析療法に限られてきます。

 

透析療法とは

腎臓の働きが10%以下になると、血液のろ過が充分に行えず、水分や老廃物のコントロールができなくなってしまいます。そのような場合に、人工的に血液の浄化を行うのが、透析療法なのです。

透析療法には人工的に行うオンラインHDF療法、血液透析療法、自分のお腹の腹膜を使って行う腹膜透析療法の3種類があります。

 

ちなみに、人工透析は、治療ではありません。機械で腎臓の働きを補助するだけなので、一生続ける必要があります。しかも、体にもよくありません。私は経験者でないのですが、人工透析をしている方のブログを見つけました

 

健全な体の人は、病気の苦しみを分からないかもしれませんが、この人の言葉はすごく説得力があるんです。

www.xn--n8jvce0l6c.com

 

募金によって、人の命を知らずに奪っている

昔は、小児で心臓病を患った子供は、1億円以上の募金を募って、海外へ渡航して移植をしていました。

しかしこれは、1億円以上の大金を使って、心臓移植の順番を早めているに過ぎないのです。お金で順番を買っているのです。

1億というお金を使ったおかげで救われる命があった一方で、順番が下がることで死んでしまう子供もいる、という事実を知らない人も多いのです。

以上の理由なども含め、WHO(世界保健機構)は、自国と近隣国以外での渡航臓器移植を実質出来ないようにしました。要するに、自分の国の中で起こった病気なのだから、自分の国で解決しろ。ということです。

 

すごく考えさせられる言葉です。

 

このブログでは「死にたい」という言葉に対して色々と意見を述べられています。私のブログにもよく「早く死にたい」という検索でヒットしてきます。私も以前は死にたいと思っていたことがあります。それは、子供の頃です。喘息とネフローゼで人生終わったと思いました。その時は、このまま人生を送るのは嫌だと思いました。そういった悲観している人は、死にたいと思うかもしれません。

 

しかし、頑張って治療することも一つだったりしますが、子供だと中々頑張れないです。私も色々とトラウマもありますし、蛋白という言葉は死を連想させます。その為、今回の出来事は、人生を色々と考えました。

 

だから、色んな角度で病気のことを考えたいと思いました。そして、今日病院に行って、色んな患者さんを見て思いました。元気というのは本当に素晴らしいことだと。

 

当たり前の事かもしれませんが、元気である事は何事にも替えられません。そして、今回の経験は、お酒の多量摂取に悲鳴を体あげたサインなんだと思いました。家族を、そして子供の成長を考えたら、まだ病気になっていられません。健康であること。今後はもっと体のことを考えて生きて行こうと思います。若いからと言って、お酒を飲み過ぎると何かしら内臓がやれる可能性があるので、注意してください。