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他者視線恐怖症は必ず治ります。辛すぎて軽いうつ病、円形脱毛症から改善した過去

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少し前に、かなり精神的に厳しい場所で仕事をしている関係で、過去のブログの記事を漁っていたら、昔、相当病んでいた頃の記事を発見しました。


当時のリアルの感覚で生々しい感じだったので、今回、敢えてこのブログに転載する事にしました。この記事は2008年の頃の記事になりますので、約8年前の記事になります。

 

私の本業はシステムエンジニアなんですが、スキルがない時に大手企業の設計業務にプレッシャーを感じ、さらに、その時に勤めていた派遣会社が宗教チックでブラックで様々なストレスが重なり、結果、軽いうつ病と診断されました。そして、精神的な辛さから解放される為に、お酒に逃げるようになり、結果、状況はさらに悪化し、円形脱毛症が出来、さらに、最悪な事に、視覚恐怖症になってしまいました。

 

この病気はどんな病気かというと、簡単にいえば、他人の視線に恐怖を感じるようになる病気です。

 

>>視線恐怖症 - Wikipedia

 

主に、以下の4つにわけることが出来る。
自己視線恐怖症
自分の視線が相手(第三者)に対して、不快感を与えるのではないか、と考える症状である。これは対人恐怖症の範疇である[1]。
他者視線恐怖症
人の視線を極度に恐れる症状である。
正視恐怖症
人と距離が近いときに、目を合わせることに恐怖を抱く症状である。
脇見恐怖症
視界に人が入ってくるだけで、その人に対して、何かしらの信号のようなものを送っていると考える症状である。
特定の対象や状況を恐れる場合には特定の恐怖症である。

 

ちなみにひどい時は、電車で吊り革を持って座っている人の視線すら気になり、動悸がはしるようになります。冷や汗が出て、仕事にも集中できません。本当に地獄です。

 

以下は過去のブログの記事です。
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約2年ほど前から、視覚恐怖症に悩まされいます。
発症し始めの時は、かなり当惑し、鬱病だと思っていました。


原因は仕事の職場環境でした。
鬱を治せばよくなると思い、職場を転々としています。


周りからみると、自分は積極的でそういう意識がある人だとは思われていませんが、実はそんな病気で悩まされているのです。


普段生活していて、特に大変といったことはないのですが、仕事場などで、パーティションがない場所で、相手が対面などにいると仕事に影響がでます。


症状は、気分が悪くなったり、挙動不審になったり、手が震えたりさまざまです。
症状を改善しようとして、周囲の人に告白してみたり、病院に行ったり、いろいろと手を打ってきましたが改善されず。


状態もよくなったり、悪くなったり、色々とありました。
そこで、ネットでいろいろと調べていくと、この病気は日本人独特のものであることがわかりました。


また、自己分析をしたところ、以下の場合症状が軽くなりました。

・何かに夢中になっている
・精神的に安定している
・相手が視界にいない


ただ、これは一時的な状況変化のため、完全回復には至りませんでした。


続いて、病気が発症する要因として、

・睡眠不足(精神が不安定)
・二日酔い
・周りの人にイラつく人がいる(気になってしまう)


これらの状況を考えると、自分が周囲をいかに気にしているのかがわかります。

自分の性格は、

・慎重である
・相手に嫌われてくない
・発言が強い(自己主張が強いくせにビビり)
・些細なことを気にする
・細かいことに気づく


などなどです。


結局、根本から治さないとよくならないことに気が付きました。


そこで、一つの改善手段を身につけました。
まだ、実験段階ですが。。


それは、『気にしないこと(神経が図太くなること)』です。
実は、人からよく行動力の割には繊細な性格をしていると言われたことがあります。
まさしくそうで、意外と内面はウジウジしています。


そこで、考えたのですが、性格はなかなかかわりません。
さらに、症状もパブロフの犬状態で環境によって、ひょっこと顔を出してきます。


つまり、根本(性格)を変えないと治らないと自覚しました。


最近覚えた技とは、気にしていることをば「ばかばかしい」と思うことにしました。
例えば、体面にいるひとが犬とか家族だったら、どうでしょう。


緊張とかしないで、むしろ、気にしない、もしくはわずらわしいと思います。


これが他人だから、緊張するのです。
しかし、難しいのが緊張するな!といったことです。


なので、実践してみました。
緊張して、意識している自分に「お前、アホじゃないの」と言ってやるのです。


意識して、つらい時を過ごしている間、何のメリットもありません。
むしろデメリットしかありません。


なんてバカバカしいのでしょうか。
しかも、バカバカしい理由は、自分だけが苦しんでいるのです。


周りは、挙動不審の自分をみて、気持ち悪いとか思っているかもしれませんが、自分からしたら地獄なのです。


自分がこの症状になった大きなきっかけは、周りの人に話す人がいない状態で、目の前の人がイラでよく動いていました。


自分はよく、仕事で追い詰められて精神的に不安定でした。
そこに追い打ちをかけるように、目の前の人がイラを見せるのです。


そうすると、自分が影響を与えている?とか被害妄想に走ってしますうのです。


これにより、自分を徐々に追い込んで行き、いつしか慢性的に周囲を気にしてしまい、自分の視界をせまくしていくのです。

咳をしたら恥ずかしいですか?
唾をのむ音が聞こえたら恥ずかしいですか?
目があったら罪ですか?


そんなことはありません。
つまり自分をいかに解放してあげられるかだと思います。


自分を追い詰めるのも徐々に行っていったと思います。
逆もしかりで、自分に気にする必要がないことを徐々に言い聞かせてやるのです。


この病気は自分の自己コントロールができないと直すのは難しいと思います。
ひとによっては、急になるのではなく、もともと対面で仕事するのが苦手なひともいると思います。


しかし、このくだらない病気に打ち勝たなければ、素晴らしい未来は生れてこないでしょう。
本当につらい病気だからこそ、一刻も早く直すべきだと思います。


人によっては、カウンセリングを受けたり、いろいろと方法があると思います。


自分は、今までの業種を変えて転職しようか迷ったぐらい悩みました。
でも、やっぱり今の仕事は続けたいです。


こんな病気のために、人の視線が気になることだけに、仕事を変えたくないです。


ちょっと視点をかえると、意外とひかりの道が見えてくるかもしれません。
その道を振り返ることなく、着実に歩いていくことが重要なんだと思います。


決して振り返って戻らないようにしないといけません。
人は、失敗や、立ち止まっても前に進めるから素晴らしいのだと思います。


同じつらい思いをして、人生を少しだけ損しているひとと意識共有ができればと思いました。


最後に、無駄な心配で馬鹿らしいことで時間を過ごすよりも、自分のやりたいことに全力投球できる素晴らしい人生が皆さんに(自分にも)来ることを祈っています。


長文になりましたが、ご覧いただきありがとうございました。
ちなみに、今日天気が悪かったですが、光が差し込めてきました。


--ここまで--

 

内容をいざ振り返ってみると、かなり当時大変だったことが分かります。やはり、日記にしてもそうですが、当時の気持ちを残すことはとても大切ですね。


私は当時も今もシステムエンジニアの仕事をしていますが、やはり大変な仕事である事は間違いありません。しかし、頑張りすぎて精神を病んでしまっては、元も子もありません。

 

その為、今が限界というレベルであれば、一度、休業するか退職なども検討するのは一つだと思います。

 

こちらも過去記事ですが、過去の視覚恐怖症を経験した生々しい当時の考えが書かれているので、過去の経験として紹介したいと思います。


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自分も症状に悩まされ、少しづつ改善していますが、やはり再発する状況が出てくる場合があります。

現状で、再発が起きそうな雰囲気は以下のようなポイントがあります。

 

①周囲に自分の集中を削ぐ人がいる
>これは、かなり重要だと思います。本来、視覚恐怖症でない人は、人のことをあまり意識していないと思います。
しかし、視覚恐怖症の人は、必要以上に他人を気にしてしまう癖ができてしまっているのです。例えば、人から見られる芸能人が、見られることに恐怖し始めたら、精神的恐怖からパニック症などに陥るケースなどがまさしくそうです。
本来人と居る時に、不安な気持ちになる必要がないのですが、人一倍気にする人は陥りやすいと思われます。むしろ少しは鈍感(ちょっと表現がよくないですが、、)であるべきだと思ったり。。


②周囲に精神的に不安定(もしくは不安定そう)な人がいる
>これも、同様に大きな問題です。
周囲に精神的に不安定な人がいた場合、ついつい意識してしまいますよね。はじめは気になる程度なんですが、時間の経過とともに、だんだん心の奥底に浸透していきます。
このひと自体には悪意がないため、気にしないようにしたいですが、そうはいかない場合は、ほかに集中できることを見つける、精神がリラックスできる手段を探すなどが挙げられます。


改善しつつあるなかで、一番重要なのは、再発しないことを念頭に置くことだと思います。


今なんか、まさにそうですが、下手に頑張って精神を擦り減らすと、かえって、ふとしたきっかけで再発することなんかが考えられます。


後、薬に頼りっぱなしは絶対によくないです。


自分も、精神科で薬を処方してもらっていましたが、絶対に癖になります。
さらに、薬がないと不安になります。
むしろ、薬がないと駄目になります。
こんな状況でよくなるはずがありません。


自分がひとりで、以前より回復した方法は、まずは環境から変えたところにあると思います。
高校デビューという言葉がありましたが、同じ環境で這い上がるのはかなりの時間と労力が必要だと思います。なぜなら、病気の原因がそこにあるからです。


悪療法で、病気に打ち勝つといった手法もあるのかもしれませんが、自分はお勧めできません。体のあちこちに症状がでてきます。そうとう辛いはずです。


逃げと思う人もいるかもしれませんが、環境をかえると、気分も変わります。


これで、意外と意識も変えられるのです。


始めは、同じようにびくびくしてしまいますが、以前の環境よりましであることがわかれば、全然行動も変わってきます。むしろ、環境がかわったからこそ、本来の素の自分に近づけるのはないでしょうか。

 

不自然=精神の緊迫

 

といったイメージですが、できるだけ自然な自分でやれれば、病気もよくなると思います。視線恐怖症などの精神のダメージは、急になるものではなく、じわじわとなるものですから、治療にも時間がかかると思います。さらに、今までと同じ考え方では、治療は難しいと思います。


自分は、周囲の友達、同僚などに相談にのってもらったというよりは、一緒に飲んで騒いで、元気をもらった感じです。


この病気はいかに、相手を気にしないようにできるかなので、自然体でいられるように頑張る必要があります。


例えば、周囲の雰囲気がおかしくても、自分だけは平気になれるくらい強くなると、どんな環境でもやっていけるかもしれません。弱い自分を知っているからこそ、強い自分になれるのではないでしょうか。

--ここまで--

 

今は全然気にならなくなりましたし、病気の改善と合わせて円形脱毛症も完治しました。完治まで2年くらいかかったでしょうか。ストレスは1年くらいあったので、倍の期間が完治に必要だった事になります。

 

何が言いたいかというと、こういった心の病は一度発症すると完治が難しいし、時間がかかるということです。その為、なるべくうつ病などになる前に一度、休憩してみるのも大切かと思います。後は、真面目な人は考えすぎない事ですね。

 

私は今は楽観的に物事を考えられるようになりましたが、以前は、小さい事でくよくよと悩んでいました。悩んだって何も変わりません。むしろ建設的な事を考えたり、行動した方がいいです。

 

人は簡単に性格を変えることができませんが、変わろうと思えば変わる事ができます。人生は一度しかありません。精神疾患にかかると、その期間はとても暗い闇の中にいるような感じになります。自分が病みやすい性格をしていると自覚がある方は、一度、考えすぎてしまう自分を変えてみるのも一つかもしれません。特に負のスパイラルに入る前にですね。