食べウォーク!美味しいもの食べ歩き情報

広島在住ブロガー!広島の美味しい料理、ローカル情報などなどアップします

派遣会社10年越えのエンジニアが発信する、評価されて給与アップする為の10ステップ!

f:id:reallife2000:20160801114336j:plain

私はシステムエンジニアを初めてもうすでに10年以上経過しました。この業界は仕事の仕方次第で給料もかなり稼げますし、やりがいもある仕事です。そこで、私がこれまで取り組んできた派遣会社10年越えのエンジニアが発信する、評価されて給与アップする為の10のステップを紹介したいと思います。

 

ちなみに、今はさらなる給与アップの為に、フリーランスとして活動しています。

 

①自分から派遣社員という境界線を引かない

私が今まで派遣社員として評価を受けてきた経験から、派遣社員として成功する為の具体的なステップを書きたいと思います。


まず、私が考える限り派遣社員は大きく分けて二つに分かれます。


①派遣だからといって、自分の仕事を完全に割り切って業務をする人
②派遣とか関係なく、社員並み、もしくはそれ以上の熱意をもって業務をする人


①は、古い考え方のITエンジニアに多いのですが、平気でこんな事を言ったりします。


「私の業務範囲外なので、作業できません!」


以前、実際に経験した事ですが、新システムの運用に人が不足していた為、顧客が業務委託している派遣会社に即戦力を依頼した所、、、


確かに技術力はあるのでしょうが、構築完了し運用設計の段階で、構築レベルの話を持ち出してきて、会話がストップしたことがあります。また、運用手順に関しても、昔の人間は工数がかかるやり方が大好きな人がいますので、運用にのらない場合があります。


IT事業にお金をジャブジャブ使っていた時代ならわかるのですが、今の時代はIT事業に対して、いかに工数を下げるかが命題になっている企業が多いため、結局周りが使いづらいということで、わずか数週間で退場になりました。


確かに自分の主張をすることは悪い事ではありませんが、実際にその環境に合わせた提案や運用ができなければ意味がありません。


大手企業でお金があるところなら、設計段階でもサーバを冗長構成にして、運用人員も増やしてなど、様々な補強が可能ですが、世の中すべての企業がそうではないのです。


いかに少ない人材で、運用をまわすかを考えることも重要なのです。これからの時代は、IT業界に言えば、益々厳しくなっていくと思います。


理由として、景気低迷の中、企業がIT事業に対して投資ができないこともありますし、工数削減が叫ばれるなか、システムの複雑性はこれまで以上に増すでしょう。


以前、マイクロソフトの営業とのやりとりでにこんなことを言われました。WindowsOSは各ハードメーカーが独自のカスタマイズを加えているため、仕様書などがなく、ブラックボックス化していると。


その為、ソフト、ハードが多機能になればなるほど、使う側の人間のスキルも要求されます。現に、Active Directoryのグループポリシーはますます複雑になっています。


便利になるのはいいことですが、その都度、システムエンジニアは頭の中の情報を更新していかなければなりません。そうなった時、より大事なのは「組織(チーム)力」です。

 

個人でいくらスキルを持っていても、組織で情報がしっかりと共有できれいなければ意味がありませんし、トラブルが起こる事があります。これも上述した通り、意識レベルが低い人が集まると、組織レベルは当然の事ながら低下します。特にIT業界の仕事はチームで動くことが多いです。だからこそ、組織力を高めていく必要があるし、お互いの知識を共有する事で、効率よく技術を伝搬することができるようになります。


その力を今のうちから引き出せるように、努力した企業が今後生き残ることができると思うのです。

 

②組織内外で助け合う事の重要性

組織力が弱い場合、個人の力に依存する組織、企業になってしまいます。


私の尊敬する経営者や先輩エンジニアの言葉で、組織において助け合いできない状況は烏合の衆の集まりだと言っています。組織内では助け合って仕事を行うからこそ、人が集まる意味があるのです。


先日も、常駐先している会社に即戦力ということで、30代後半のシニアエンジニアが入場してきました。


結果、どうだったかというと、、、


使い物になりませんでした。なぜでしょう?


理由は簡単で、周りに合わせないからです。状況を聞くと、確かにスキルは高いのですが、自己主張が強く、メンバーと折り合いがつかなったようなのです。その為、情報共有をうまくできず、業務がはかどらないんです。


派遣会社を使いたい場合、お客さん目線からしたら、即戦力が一番うれしいのですが、経験上、すべてではないですが、以下のパターンに当てはまることが多いといいます。


・スキルは高いが人間性に癖があり、扱いづらい
・スキルはないが、人間性は抜群


結果、「新人や経験の少ない人を育てますか・・・」という考えに至りますが、大手企業でも思うようにいかない事が多いと思います。実は、スキルさえあればすべてうまくいくとは限らないからです。


私は一番大事なのは、まず人間性だと思っています。なぜなら、人間性が優れていれば、経験値が増えれば、必ず戦力になるからです。しかもチーム間で助け合ったり、後輩をうまく先導してくれれば、リバレッジ効果も期待できますよね。


逆に、人間性が悪いと、スキルがつけばつくほど、勘違いして、周りに悪影響を与える場合があります。


以前、私が常駐していた大手企業の部長がこんなことを言っていました。


「スキルは金で雇えるが、いい人材を雇うのは難しい」


この言葉が意味するところは、意外と同じ事を指しているのではないかと思います。えてして、素晴らしすぎる人材は、組織の枠をはずれ、羽ばたく人が多いというのも実感しますが。


これは、その人のレベルが枠に収まっていない事を自分自身が実感しているからにほかなりません。もし、自分も成長しようと考えるのであれば、人間性を磨き、己を磨くことをデフォルトで行えるようにしておく必要があると思います。

 

③物事を俯瞰して見る力を養う

評価される派遣社員になるために必要なスキルの一つとして、物事を客観的に捉える技術が必要になります。


私が出会ってきたエンジニアの多くは、これができていません。例えば、あるシステム構築でトラブルが発生したとします。


まず、ここでシステムのトラブルが自分たちで構築した部分なのか、別の要素なのかを調査します。しかし、ここでトラブルの住み分けがきちんと整理できればいいですが、そうもうまくいかない場合が多々あります。


ここで重要なのは、トラブルの原因はどこか、そしてどれくらいの調査で解決に向かうかなどがあげられますが、それはあくまで自分たちのタスクにおいての話になります。


案件によっては、自分たちのタスクだけで完了するものもあれば、平行していくつかのタスクが走っている場合もあります。


その場合、考慮する必要があるのは、その他への影響です。


特にプロジェクトのマネージャーはこの事を考える必要があります。そして、次に、システム全体を考えます。


多くのエンジニアは、自分たちの業務さえ完了すればOKとしています。つまり、エンドユーザーの事は大して心配していません。


その為、自分たちの仕事以外の所はあまり興味がないんですね。しかし、導入先のお客様からすると、システムの構築はすべて終わっていない場合があります。


つまり、引き続き、安定して運用を確認できるまでは、安心できない状態であるといえます。


その為、評価されるエンジニアになろうとした場合、全体的にシステムを見渡せる視野を持つ必要がありますし、物事を俯瞰して捉える技術も必要です。


イケてない多くのエンジニアは、手元にあるタスクしか見ないですし、興味もありません。その為、仕事として割り切っている分にはいいですが、いいベンダかというと別の話になります。


ただ、すべての顧客に最高のサービスを提供すればいいかと言うと、そうでもありません。ビジネスは、互いに利益があって初めて成立するのです。


その為、不条理なユーザやベンダは今後、排他されるだろうと私は考えています。それは、今後、安い労働単価で高品質のサービスを提供していくのは、時代の流れ上、ますます厳しくなっていくからです。


つまり、お互いが仕事の取り組み方について真剣に考えていく必要があります。


そして、ユーザーはベンダを使う、ベンダは与えられた業務だけ行う。こういった割り切った考えではいい仕事はできないとも考えています。日本の助け合いの精神が、今後のエンジニア、強いては日本を成長させると私は考えます。



④仕事は与えられるものでなく奪い取る

 

「仕事は奪い取る」


派遣として成功する為の方法の一つが、「仕事を奪い取る事」です。めんどくさいこと、難しいこと、些細なこと、自分の余裕が許す限り仕事を取っていったほうがいいです。


多くのダメ派遣はこんなマインドセットで働いています。


・与えられた仕事だけすればいい
・難しい仕事は正社員がすればいい
・何かあったら辞めればいい
・なるべく残業をしたくない


などなど。


私の周りで働いている派遣社員は、仕事がない限りは、だいたい定時に帰ります。それは、仕事の割り当てが少ないのもありますし、なるべく責任ある仕事をしたくないと考えています。


しかし、『クオリティーの高い仕事とは常に責任感を求めらるもの』です。その為、責任感の必要な仕事から逃げていては、自分自身の仕事のクオリティーもなかなか上がりません。


特に、こういった仕事で得るものの中で、大事なのは「判断力」「決断力」です。大きな仕事ほど、この「判断力」と「決断力」が成功へのカギになります。


逆に、迷走状態で判断したものは、多くの場合、後半にトラブルにつながることが多いです。


その為、日々の小さい判断、そして、今後を左右する大きな判断をするチャンスがあるということは、それだけ、自分自身を成長させるという事につながるのです。


不幸にして、運用や保守業務で、与えられた業務しかできない場合、この「決断力」はつかない場合が多いです。


その為、自分自身で考え、行動する事が苦手になっていきます。この事は、将来を考えた時に、とても不幸なことなんです。


年齢を重ねていくと、一般的には必然的に会社の中で上に上がっていくと思います。その場合、組織の長として正しい判断をしていく必要があります。


この部分を鍛えずに、上司になった人を何人か見てきましたが、多くが部下に失望されていると感じました。私自身も以前、若い部長の下で、常に葛藤の中業務をしていたことを思い出します。


そして、判断力を鍛えることは、会社においてだけでなく、私生活においても活きてきますので、是非この部分を鍛え上げるようにしてみてください。

 

⑤組織は壁を作る為でなく助け合う為にある

 

「自分の為にではなく、組織の為に仕事をする」


私のまわりの多くの人が、自分の為に仕事をしています。一人で仕事が完結するものであれば、それで構わいないと思います。しかし、この世の仕事の多くは、共同作業になることが多いと思います。


私の本業であるシステムエンジニアはまさに共同作業です。特にソリューション毎にチームを構成する事が多く、個人ではなく、チームとしての動くことが多いです。


しかしながら、組織間の隔たりや、普段からのコミュニケーション不足などで、大なり小なりの問題を発生させてしまいます。


例えば、設計をやっている部署が構築や運用をやっている人を軽視することが多く、運用側からすると、運用を意識しない設計をする人がいることも間違いありません。


以前、大手ベンダにいたときに、いいかげんな設計SEがいた為、その後の業務を引き継ぐ運用チームに様々な迷惑をかけていました。運用側は設計側に強く言えないため、私が在籍した期間は何も変わらずその関係が続いていました。


設計は運用をやっている人間なんて、設計なんて深く理解しようとしないと考えており、運用側は設計は何も情報をくれないとお互い一方通行の考えを持っていたのでした。


システムエンジニアに限らず、このような一方的な考えで仕事をしている人はたくさんいると思います。もし組織の上司や力の強い人がこのような人であると、残念な組織になってしまいます。


そして、そんな環境でも我慢できる人が残るため、組織としての関係は益々悪化し、メンバーはいずれ疲弊してしまうでしょう。派遣でいることは、様々な組織や会社を見ることができるメリットがあります。


だからこそ、業務で学んだことは自分自身が実践していかなければなりません。いい人材とは、会社の規模で決まるものではありません。いい人材とは、その人自身のビジョンであったり、哲学であったりします。


つまり、いい組織を求めるのであれば、まずは自分自身を成長させ、力をつける必要があります。多くの人のように、いい上司や組織を求めるのではなく、自らが率先していい組織を作る意識が重要ですね。

 

⑥アウトプットの重要性を知る

 
「ノウハウを提供する」

責任ある仕事を任してもらうためには、自らが率先して行動していく必要があります。派遣だからと思って業務をしていると、おのずと行動レベルが落ちていきます。なぜなら、自らここまでしか仕事をしなくていいという境界線を引いてしまうからです。


私がこれまでお世話になった組織で、様々な学びを教わった方々に一貫して言えるのは、派遣と社員を区別しなかった事です。 その為、様々な責任のある仕事を任せてもらいましたし、色々と仕事の仕方や考え方を教わる機会を持つことができました。


そして、様々な環境で仕事をしていく中で気付いた、重要な事があります。
それは、出し惜しみせず、「自らのスキルやノウハウを提供する事」です。


当たり前ですが、スキルやノウハウを提供することで、派遣先で評価されるようになります。評価レベルが上がれば、おのずと振られるタスクの質が上がっていきます。


ノウハウの提供する場合に、専門分野であればいいですが、そうでない場合もあります。その場合、最初は学びの期間があるので大変ですが、新しい知識を学ぶことで、さらなるスキルアップにつながります。


私の場合、ネットワークからサーバまで幅広くやってきたので、とりわけ苦手という分野はなくなってきました。
以前、無線LANの構築をしていたころは、サーバーの知識が皆無でしたが、今はネットワークだけでなく、サーバも構築しています。

 

そして、新しい知識で自らを強化していけば、どこでも通用する派遣社員へ変貌していきます。また、ここで重要なのは、貪欲に自らのスキルアップを求める事です。


派遣の場合、卑屈に考えて業務をしている人もたまに見ますが、職場は自らを磨き上げる格好の場なのです。
これを利用しない手はありません。

 

そして、環境を利用して磨いた技術は、今の職場や新しい職場でも、全力でアウトプットしていきます。アウトプットした分は、必ず自分にメリットとして返ってきます。なぜなら、閉鎖的な人を除いて、人はよくしてくれた人に対して感謝の気持ちを持ってくれるからです。


その結果、 最初は反応の薄い人でさえ、時間の経過と共に色々と助けてくれるようになります。
これはごく自然の摂理ですので、億劫な気持ちにならず、進んで行動してきましょう。
 
 
⑦エンジニアにとって資料作成は立派なスキル
 
 
「資料作成が得意になろう!」


私が考える、エンジニアのスキルとして汎用的に使えて、職場関係なく使えるのが資料作成の技術です。私の周りのエンジニアの多くは、機器に強くなればいいと思っていますが、実際の業務は機器を操作している時間もそうですが、資料を作る時間の方が多いと思います。


特に、設計業務になると、構築専門の部署などに比べて、その時間は圧倒的に増えます。


しかし、設計書、手順書、提案資料などの作成が苦手というエンジニアはよく見ます。その為、資料作成が得意になると、おのずと仕事が増えます。特に、客先によく出向くことがある場合、説明資料などを作れると効果的です。


私の場合、システムのアーキテクチャを理解する為に、敢えてパワーポイントなどで、そのシステムの仕組みや動作についての説明資料を作成します。


これにより、様々なメリットがあります。

・部内での情報共有
・客先への説明資料
・その他の資料への使い回し
・自己成長


例えば、私が特にメリットを感じるのが、部内での情報共有です。図を含む資料を作る事もあるので、技術の意識合わせなどにも使えたりします。そしてこれが一番のメリットなんですが、もし、考え方が間違えていたら、指摘もらえるので一石二鳥です。


そして、慣れてくると、客先への説明資料にも使えます。システムを導入する顧客からはシステムの仕様、動作について質問される事がしばしばあります。その場合に、事前に作成した資料が使える場合は、ちょっと工夫すれば、工数をかけずに説明できます。


基本的に、図があるとわかりやすいです!


以前、説明用に作成したパワーポイントの資料を、「分かりやすくて運用部署に説明しやすいので、 資料を頂けませんか?」と言われた事があります。自分たちの為に作成した資料が、顧客の役に立つなんて、エンジニア冥利につきますよね!


さらに、一度きちんとした資料を作ってしまえば、その他の資料への使い回しもできますし、何より、すべてが自分自身の成長へつながります。


資料作成が苦手な方は、続ける事が重要なので、是非実践してみてください。
 
 
⑧仕事を円滑にすすめるタスク管理
 
 
「日々のタスク管理を行う」


様々な仕事において言える事ですが、とても重要なのがタスク管理です。


特に多くのタスクがある場合、頭の中だけで整理するのは不可能です。そして、業務が多忙になってくると、重要なものから意識してしまい、細々としたタスクをついつい忘れがちになります。


ここで重要なのは、個人でタスク管理するための方法を持つことです。私の場合、社内のスケジュール帳に大まかなイベントやタスクを書いて組織内の情報共有に使って、個人的にメモ帳などに自分用の細かいタスクを書きだしています。


そして、タスクの中でプライオリティ、期日などを設け、完了したら、チェックするようにしています。これを朝と夕方などにチェックする事で、日々のタスクの進捗確認が簡単にできるようになります。


人によってこのタスク管理方法は色々とあると思います。例えば、同僚の一人は、その日やらなければならないタスクを付箋に書いて、 パソコンのモニターに貼り付けて、完了したはがすというやり方をしている人もいます。


人間の脳はとても忘れやすいもので、その場では覚えていることも、時間の経過とともに忘れてしまう事が多々あるのです。


そこで、普段利用するものに、タスクを記載しておけば、常に目を通すので作業漏れなどもなくなります。


また、タスクを書きだすメリットとしては、日々のタスク処理に使えるのもそうですが、長期的に取り組むべきタスクも書き出しておけば、日々の業務に追われて、長期的に進めるべきタスク自体を目にする事ができるので、短期、長期のタスクを整理して処理する事も可能です。


多くの人は、重要なことだけタスク管理しておけばいいと思って、小さいことは軽んじる傾向がありますが、小さいタスクの中にものちの大きな成果につながるものはたくさんあります。


むしろ、その小さいタスクを取りこぼしてしまう人は、大きなミスも犯しやすいという事もあります。


「ヒヤリ・ハット」がまさにその例です。


このヒヤリハットとは、アメリカのハインリッヒ氏が発表した「1:29:300」という法則が背景にあり、 「1の重大災害の下には、29の軽症事故があり、その下には300の無傷事故がある」という意味で、労働災害の統計を分析した結果から導き出されたものです。


つまり、小さい事を軽んじていると大きな事も達成できないどころか、重大なミスにつながる可能性があるという事です。


その為、自分の記憶力なんてものを信頼せずに、きちんとタスク管理するようにしましょう。
 
 
⑨仕事におけるメモをとる技術の重要性
 

「どんな小さな事もメモを取りましょう!」


これ意外とできていない人が多いのですが、仕事において、特に若いビジネスマンとしてスタートしたばかりの人は、どんな小さい事でも「メモ」を取る方が望ましいです。


特に、その業界の経験が少ない人は、入ってくる情報の多くが知らない言葉の為、情報が頭に入りにくいはず。その為、メモが頭脳の不揮発性メモリーになってくれます。


ちなみに、「不揮発性メモリー」とは?


揮発性メモリ(きはつせいメモリ、volatile memory)とは、コンピュータで使われるメモリの一種で、電源を供給しないと記憶している情報を保持できないメモリの総称である。対して、電源を供給しなくても情報を失わないメモリは不揮発性メモリと言われる。


私の場合、その日あったことも自分が重要だと判断した事以外は、次の日には大体忘れてしまうので、完全な「揮発性メモリー」です(笑)。


そして、私が昔から癖としてもっていたのが、このメモをとる習慣です。このメモが様々なところで、「身を助けた・・・」という事はたくさんあります。


例えば、あるお客様との打ち合わせで、上の人が「議事録取らなくていい」と言われたので、敢えて議事録としてはメモしていなかったのですが、癖でピンポイントでメモしていました。


数日後、同じ上司から、「打ち合わせで、なんて言ってたっけ?」と私に聞いてきました。メモがあったので、自信をもって、回答できたわけですが、


「議事録いらないっていっただろ!!ってか、メモくらい取れよ~~!!(怒)」と叫んでしまいました(心の中で)。


私の見る限り、上に行けば行くほど、メモは下がやるものみたいな意識があるようですが、私の中で、メモすることは上司も部下も関係ありません。


むしろ、メモした内容をきちんと認識合わせする事が重要なのであって、議事録を書くことが目的ではありません。


ちなみに、議事録は証言の根拠となるものなので、重要な打ち合わせでは必ず書く癖をつけましょう!!


メールのエビデンスと一緒ですよね。後、メモのメリットですが、意識を集中させることにもつながります。


ただ打ち合わせにいるよりも、書くという行為で、内容により集中できますので、記憶するという点と、集中するといった点で2重のメリットがあります。


私のまわりでは、「最近の新人はメモを取らない・・・」と嘆いている人がいますが、大事なのはメモを取ることの重要性を教えてあげる事だと思います。


また、こういった発言をしている人がメモを取っていないこともあるので、ダメ先輩、上司にみられないように自分自身にも注意が必要ですね。


仕事において、効率化の為にもメモをとる習慣つけてみてください。

 

⑩キャリア、給与アップの為に資格を取得しましょう

 

「資格を取得しましょう!」


実は私は資格はそれほど必要がないと思っている一人なんですが、給与アップには間違いなく使えます。実際、私はIT資格は実務においては、対して効果や意味がないと思っています。もし、意味があるとすれば、実務をある程度理解してから、IT資格を取るのは賛成です。


理由は知識の反復になるのと、普段やっている業務外の問題が出る事があるからです。しかし、派遣会社において、多くの場合、経験よりも先に資格を取るように言われています。


理由として、派遣会社では、顧客と少しでも高い契約金で人材を売り込みたい為、その武器として資格を利用するからです。


案件によっては、資格がないと参加できないものもあります。そして、メーカーとパートナー契約する為にも資格取得者が必要です。その為、大手企業ほど、資格の取得を求められる傾向があります。


しかしながら、派遣社員の中には、資格はたくさん持っているが、実力が伴わないといった方がたくさんいます。


特に派遣会社の場合、社員の市場価値を高める方法として、資格取得を促す事が多々あります。それは、実務経験がなくてもです。結果、スキルシート上では問題ない人が、いざ現場に入って使い物にならないという事がよく起こるのです。


その為、本来は、資格取得がゴールになってはならないのです。


しかしながら、派遣会社のダメ社員は、「CCNP持ってるなんてすごいですね~」というように資格の有無でその人のスキルが決まるように思っている人もいます。現に、私が最初に所属した派遣会社は、資格の有無でスキル判断していました。


その為、実務経験なくCCNPを取得したばかりのときに、営業が顧客から要求された「CCNPクラス」の人材に、あてはめようとしました。おそらく、CCNPを持っていなくても、NWの設計、構築を実務経験を1年ほどした人の方が、資格を持っていなくてもスキルが圧倒的に高いという事はよくあります。


では、資格はどういったときに使えるかと言うと、自分自身のラベルとする場合です。日本人はラベルに弱いです。だから、資格を取得しておけば、あらゆる場面で有利です。


その為、実スキルをしっかりとつけておけば、資格の価値を引き出すことができます。


派遣社員でいえば、転職時や面談時に資格を多く保有していれば、メリットになります。


逆もしかりで、私は当時、設計をする為にCCNPを取得しました。しかしCCNP保有者ということで、設計経験がないにもかかわらず、設計をしたことがあります。


もちろん、地獄を見たのは言うまでもありませんが。。。


ある程度、この業界を経験しておくと、これまで経験したことがない分野でも多少は結果が出せるようになります。その為、そこでもう一歩先に進むために、資格取得は意外と使えます。


ただし、資格は絶対的なものでないので、これをスキルを図る尺度として使うのは、微妙だと思っています。


あくまで、自分を引き立たせるツールとして資格はうまく使えば、キャリアアップ、給与アップに効果を発しますので、利用できるものは有効活用するようにしてください。

 

長々と書きましたが、IT関連のエンジニアは決して楽な仕事ではないと思います。ただ、稼げる仕事である事は間違いありません。特に派遣会社に勤める場合は、上手に自己アピールをしないと給与が低いままの場合もあります。その為にはやはり技術スキル、コミュニケーションスキル、そして、顧客からの信頼を勝ち取れれば、会社にも強気に給与アップをお願いできます。ただ、会社によっては給与が上がらない場合もあるので、会社次第の部分も出てきます。

 

ただ、どこにいても技術力、人間力は高めていって損はないので、どんな環境でしっかりと自分を成長させる事が重要ですね。