食べウォーク!美味しいもの食べ歩き情報

広島在住ブロガー!広島の美味しい料理、ローカル情報などなどアップします

エンジニアが教える自宅用のオススメ無線WiFiルーター【価格別、用途別】

f:id:reallife2000:20160922220851j:plain


自宅でスマホやパソコンを使う時に便利なのが無線WiFiルーター

 

我が家では必須アイテムの一つになっています。というのも、今の時代、スマホを使う人が多いと思いますし、娘もスマホでアプリをプレイする事が多いのですが、LTE回線が使えない場合、この無線WiFiルーターが役立ちます。


また、LTEの使用量を抑える用途としても、無線WiFiルーターが便利ですね。その為、回線費用の節約としても、無線WiFiルーターは便利です。そして、場所を選ばずにパソコンが使えるのも無線のメリットですね。

 

私は家でノートパソコンを使うのですが、インターネット閲覧は基本は無線経由です。有線LANだと速度はでますが、やはりケーブルが邪魔なので、無線LANを使っています。

 

また、私はこれまでインフラエンジニアとして企業へ無線LANの構築もしてきたので、無線の知識がある程度あります。そこで、今回は、オススメの無線LANだけじゃなく、無線の知識も少し紹介したいと思います。


無線LANの規格

ひとえに無線LANと言っても、規格がいくつかあります。私が無線LANを学んでいる頃は、IEEE802.11bしか使えない機械がありました。速度はなんと11Mbpsしかでません。


しかし、今では、IEEE802.11adなど、1Gを超える速度が出せる規格が出ています。どこまで早くなるんだという感じですね。

 

無線LAN規格と速度一覧】
無線LAN規格 / 通信速度 / 周波数帯
IEEE802.11ad / 6.7Gbps / 60GHz帯
IEEE802.11ac / 6.9Gbps 2.4G帯 / 5GHz帯
IEEE802.11n / 300Mbps 2.4G帯 / 5GHz帯
IEEE802.11a / 54Mbps / 5GHz帯
IEEE802.11g / 54Mbps / 2.4GHz帯
IEEE802.11b / 11Mbps / 2.4GHz帯

※最新のadはまだ売られているのをみたことがありませんが、今は、IEEE802.11acが自宅で使える最速だと思います。そのうち、商品化されると思います。

※速度はあくまで理論上の最大値です。

 

速度は速い方がいいに越したことがありません。無線LANは有線LANと違い、半二重中心になります。これは何かと言うと、複数のパソコン、スマホなどと同時に無線ルーターと話ができないことを指しています。


無線LANは時間を分けて、無線ルーターが接続してくるパソコン、スマホタブレットなどと会話をするので、時間を分けて通信をしています。その為、無線ルーターを使う端末が増えると、当然、速度も落ちます。その為、なるべく速い規格が使えた方が当然、速度も速くなります。


たとえば、11gだけしか使用できない無線ルーターの場合、2台のパソコンを同時に接続した場合、54Mbpsの速度を半分ずつシェアしなければならないの対し、11gと11aを同時に使用できれば、それぞれが54Mbpsの速度をそれぞれ利用できまる為、帯域を有効活用できます。


最近は、ゲーム機など、家庭でも無線接続できる機器が増えていますので、複数の規格が使えるほうがいいでしょう。後、周波数帯というものがありますが、規格が異なると周波数帯もことなります。ちなみに、家電製品は、2.4GHz帯を使うものが多いので、5GHz帯のほうが快適に使えると思います。


ただし、色々と規格がありますが、無線ルーターに接続する端末側もその規格が使えないといけません。その為、まず注意点①としては、無線LANを選ぶ際は、接続する端末の使える企画をチェックしておく必要があります。


電波干渉を避けるなら5GHz帯がオススメ

私は実際に、企業の無線LANの導入などもしていますが、やはり干渉が多いのは、2.4GHz帯になります。その為、なるべく5GHz帯を使う方がオススメです。


また、2.4GHz帯でよく使われる電子機器ですが、例えば、電子レンジ、Bluetooth、コードレス電話、無線監視カメラ、または無線WEBカメラ、無線型ヘッドセットシステムなどがあります。仮に、同じ周波数帯の電波を使うと、電波同士がぶつかって通信に影響を与える場合があります。


ちなみに、無線ルーターや、パソコンは頭がいいので、それぞれがしゃべっている(電波を飛ばしている)時は、自分は黙るということができ、電波干渉をしない仕組みがあります。しかし、電子レンジなどはおかまいなしになりますし、強い電波を出すので、電子レンジなどを使っていると無線LANが使えないということも起こります。


その為、電波干渉の少ない5GHz帯を使用できる製品(11nや11a)を使えば、通信速度が落ちたり、通信ができない、、、なんて事もふせぐことができます。その為、製品選びでは、11nや11aが使えるといいですね。

 

f:id:reallife2000:20160922221401j:plain

 

無線ルーターの通信の暗号化

無線ルーターは便利ですが、利用時に注意が必要なのが、暗号化の設定です。外出先などで公衆無線LANを利用しようと思った時に、結構、暗号化されていないのに利用している人がいます。


これってすごく危険です。暗号化の設定をしていなければ、簡単にアクセスする事できます。その為、第三者にアクセスされると、無断で回線を使われるだけではなく、悪用される可能性もあります。実際、通信をキャプチャするツールを使えば、暗号化していない通信は中身が見られてしまいます。


そんな危険な通信で、クレジットカードの番号などを入力するととても危険、、、という事になります。よくあるのが、暗号化の設定はしているけど、暗号化強度の弱い設定がされている場合です。


また、暗号化の設定でもWEPキーは簡単に解読されてしまうので、より強固な暗号化の設定をする事をお勧めします。私の使っているアクセスポイントでも、暗号化なし、WEP、TKIP、AESが選べますが、今はAESを設定して使っています。


ちなみに暗号化強度は以下の順に強くなります。

 

【暗号化強度:弱】
WEP

TKIP

AES
【暗号化強度:強】


その為、なるべく暗号化強度の強いAESを設定するようにしましょう。また、古い機器の場合、弱いWEPを使わないといけない場合があります。その場合は、上述した複数の無線LANの規格が使えれば、それぞれに対して暗号化の設定ができるので、すべての通信が暗号化が弱くなるということを避けることができます。


オススメの無線ルーター

では、オススメの無線ルーターを紹介したいと思います。


とにかく価格重視!という方


例えばこちらの商品は現時点で「1,980円」です。価格は安いですが、11n/b/g 300Mbpsが使えます。サイズも小さくて持ち運びも便利ですね。ただ、推奨利用人数が少ないので、独り暮らしの方とかいいかも。

 

 

 

続いて、こちらの商品。2千円台でとにかく安い。11n(2.4GHz)で最大300Mbps(規格値)の高速通信に対応した無線LANルーター。上もこちらも、価格は安いですが、5GHz帯が使えないので注意してください。

 

 

 

 

 

 

2.4GHz帯だけでなく、5GHz帯も使いたいという方

 

説明した通り、複数の帯域が使えるほうが間違いなく便利です。少し値段はあがりますが、2.4GHz帯だけでなく、5GHz帯も使える無線ルーターです。また、有線NICも1Gあるので、有線がボトルネックになりません。

 

 


続いて、私も利用しているNEC製の無線ルーターです。ポイントは、無線は2.4GHz帯(11b/g/n)と、5GHz帯(11ac)に対応、有線LANはギガ対応で、ポートが複数あるということですかね。価格も5千円ちょっとで安くてオススメです。

 

 

 

 

5千円以上だせば、有線用のNICも1GB以上になりますし、5GHz帯も使えるようになります。この辺りが一般的によく使われる無線ルーターではないでしょうか。


とにかくスペック重視!価格は高くてもいいという方

 

 

 

1GHzデュアルコアCPU搭載!
一世代前のPCのCPUクロック数に匹敵する汎用デュアルコアCPUを1つ、無線通信専用のCPUを2つ、計3つのCPUを搭載。
高速処理を必要とするIPsec、USBポートにつないだUSB-DACのワイヤレス化など従来の無線LAN親機(Wi-Fiルーター)では搭載できなかった新機能を1GHzデュアルコアの強力CPUが実現。
デュアルバンドの無線通信は専用の2つのCPUが処理を行うため、多彩な機能の同時処理によって無線通信のスピードが落ちることもありません。

※2014年時点でバッファロー最高スペック

 

 

 


この無線ルータ、なんと2万円越えです。ただ、価格が高いだけあって機能もすごいですし、2Fでも十分に電波が届くそうです。※環境によって変わりますが。


他に変わった無線ルーターを探している方

 

 

 



『忠継大王 MZK-EX300NP』は無線LANルーターからの電波を延長し、WiFiの利用範囲を広げる無線LAN中継機です。便利なコンセントタイプで、最適な中継地点のコンセントにそのまま挿して使えます。

 

この商品は、家が広くて無線の電波が遠くまで届かない場合に便利です。中継してくれるので、距離が離れている中間くらいのコンセントに挿せば、電波を中継してくれます。


なんかカッコいい無線ルーター。近未来的で素敵。

 

 


インターネット回線も見直してみる

最後に、無線LANだけ早くなっても、インターネット接続部分が遅いとあまり意味がありません。例えば、インターネットが数十メガしか出てないのに、無線だけ早くなっても結局、インターネット部分がボトルネックになります。


そこで、オススメなのがNUROです。使えるエリアが限定されますが、日本で一番早い回線になります。

>>NURO 光 今なら30000円キャッシュバック!


ちなみに、NURO光は、So-netが提供する世界最速の光ファイバーサービスで、「世界最速下り最大2Gbps」の速さなのに「全てコミコミで月額4,743円」高速無線LAN、セキュリティサービスが標準装備しています。


実際に、仕事でお客さんに導入した事がありますが、拠点間通信が早くなったと、評判もわりと高いです。


ちなみに、NURO光のインターネット回線の速度調査をした時は、500Mbpsくらいでました。もちろん、集合住宅などはもっと遅くなるかもしれませんが、私が使ってるJ:COMと比較すると圧倒的に速いですね。

 

最後に、、忘れてはならないのがLANケーブルです。こちらも古いカテゴリのものを使っていると速度がでません。CAT5e(カテゴリー5e)以上であれば1G以上の速度がでます。以下はカテ6ですので、1Gの速度がでます。まぁ、よっぽど古いケーブルを使ってなければ大丈夫かと思います。

 

また、CAT7(カテゴリー7)だと最大の10Gでます。まぁ、自宅でこの速度は使う事はないと思います。


無線ルーターと言っても色々とメーカーがや機種があるので、自分の特性にあったものを買うのがオススメです。特に規格の部分は注意してくださいね。後、速度重視の人は、無線部分だけでなく、有線部分も気にした方がいいと思います。

 

後、余談ですが、企業に導入する場合は、暗号化だけでなく、認証も意識します。ようは無線に接続できる端末を制限させる訳ですね。自宅でそこまでする人はいないと思いますので、今回はここまでとします。


これから無線ルーターを買おうとしている方は、参考にしてみてください!