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一人の使えないモチベーションの低い社員は周りのメンバーにもマイナスをもたらす件

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私の本業はシステムエンジニアですが、この業種に限らず、誰かと一緒に仕事をする機会の方が多いと思います。はたまた、1人で仕事をしているようで、実は誰かとつながって仕事が成り立っているという事もあります。その為、仕事は常に助け合いの考え方が必要になると私は考えます。


しかし、組織の中には、有能な社員もいれば、使えない社員もいるのではないでしょうか。もしくは、モチベーションの低い社員。色んなタイプの人がいるのが会社だと思います。


私はこれまで、様々な会社、組織で仕事をしてきましたが、先輩、上司がどれだけ激励しても、どうやっても成長しないという人を何人か見てきました。その成長しない人の特徴は、、、


・素直に話を聞かない
・自分の考えが正しいと思い込んでいる
・情報を共有できない
・反省しない
・仕事の結果がでない事を周りのせいにしている
・自分自身を分かっていない
・満足レベルが低い
・悪い意味で失敗を恐れない


以前、私が尊敬するリーダーの一人が、部下の一人を教育していましたが、どれだけ期間をかけてもほとんど成長しませんでした。約1年間、激励をしたり、様々なミッションを与えて成長させようとしましたが、周りの目からみても大して変わりませんでした。しかも、結果的に、プレッシャーに負けて爆発し、別の部署に異動になりました。あれだけ熱心に教えてもらっても、変わらない人がいるんだなと参考になりました。


私は、かなり前から教育という観点で考えているのは、上司や先輩は、部下の為にレールを引いてあげる事ができますが、実際に走るのは自分自身だという事を教えてあげないといけないと思っています。


子供の頃、補助輪を付けた自転車から卒業する為に、必死で何度転んでも頑張った記憶があります。親はあくまで、フォローしかできないのです。頑張るのは自分自身。

 


組織力のある組織の上司とそうでない上司の違いとは?


仕事も一緒で、上司や先輩に頼ってばかりではダメなのです。上司や先輩も、部下をいかにして自分の分身にできるかを考えなくてはなりません。

 

では、仕事のできる上司と仕事のできない上司の圧倒的な違いとは何でしょうか。それは、上司自体が仕事ができるのは当たり前で、いかに、自分の分身を作る事を考えているかです。


私が見てきたダメな上司は、自分が仕事できるのをいいことに、部下を教育する気がない人たちです。要は、部下に指示を出すのが面倒だから、全部自分で仕事をやってしまう。


これでは、部下は成長するポイントがありませんし、上司に頼った仕事をしてしまいます。そして、部下は、上司の判断なしでは、何も行動できないダメ社員に育ってしまいます。


上司の部下の扱い一つで、組織は大きく変わってしまうのです。


また、性質が悪いのが、この悪い流れが長く続けば続くほど、改善させるのが難しくなるのです。なぜなら、人は習慣に強く影響されてしまいます。


さらに言うと、このダメな習慣は、組織全体に蔓延してしまいますから、それを変えるのがますます難しくなっていくのです。人は、自分を変えるだけでも大変なのに、それが個から集団に変わると、さらにその変革の難度は上がってしまいます。


つまり、上司と言うものは、権限もあり、発言力も強い訳ですから、自らが改革者になる必要があるのです。ダメ上司の多くは、部下や後輩に改革を求めますが、、、実情を分かっていない上司が自ら変わろうとしないのです。

 


一人の使えないモチベーションの低い社員は周りのメンバーにもマイナスをもたらす

では、タイトルに戻して、「一人の使えないモチベーションの低い社員は周りのメンバーにもマイナスをもたらす」ですが、これは常に感じる事です。

 

日本という国は一度社員を雇えば、簡単にクビにすることはできません。※ブラック企業はあらゆる手段で追い込みますが。。。


例えば、ダメ上司の多くはチームのバランスを考えずに、人をアサインします。もし、そこが多忙の組織で自分の仕事だけで精一杯になっていたら、誰もその新しく入ってきたメンバーの教育ができません。


結果、その新しいメンバーは、実力を全く発揮できないという事があるのです。つまり、まず考えなくてはならないのは、人の出入りは大きなコストが必要だという事です。


ダメな組織は、人の出入りをコストと考えずに、今やっている業務量を考えずに、新しいメンバーをアサインします。ここで重要な考え方は、人の教育というのは、簡単ではないですし、工数を大きくとられるという事です。


もちろん、経験者であれば、ある程度、工数を軽減する事は可能ですが、それでもコストには変わりないのです。

 

以前の現場では、大した面談もせずに人をいれるので、スキルの合わない人、モチベーションの低い人が入ってきて、すぐに辞めるという悪循環ができていました。入ってきた以上、既存の社員は教育をしなければなりませんが、その教育はコストとして換算されていないことがあるのです。その為、自分の業務は当たり前にこなしながら、教育もしなければなりません。結果、それが様々なコストになって表れます。


そして、ダメな社員を残すこともリスクやコストの一つである事を理解しておく必要があります。


先ほどの、教育の件も同様ですが、ダメな社員がそれなりの役割を持っている場合、さらに性質が悪いのです。


要は、部下から見たら使えない上司の存在です。ダメな社員を年功序列で、そのまま役職を与える会社がいます。これは、小さかった癌が、さらに広がる事と同じです。


ダメな上司の判断は、多くの場合、部下を路頭に迷わせたり、無駄な工数を作る事があります。結果、会社や組織のコストになるのです。また、出来る部下は、上司や組織を見ますから、「この組織は終わっている」と思われたら、できる社員は間違いなく、向上心が高い為、辞めてしまうでしょう。


もし、才能のある社員が辞めてしまう、もしくは、組織に有能な社員がいないのであれば、間違いなくその組織は崩壊しています。上司は常に、自分が重要な判断を担っている事を理解しなければならないのです。つまり、上司次第で、組織は大きく変わるのです。


そして、出来る上司は、ダメな部下を切る勇気も持たなければなりません。癌と一緒で、早期治療であれば、その被害は少なくて済みますが、対応が遅くなればなるほど、その治療に時間がかかるようになるのです。


そう考えると、組織も人間と同様、常に健康管理をしっかりとしておく必要があると思う訳です。

 

逆に有能な魅力的な社員は周りにプラスの影響を与える

ダメ社員のマイナス面ばかり書きましたが、逆に有能な魅力的な社員は周りにプラスの影響を与えます。

 

実際、私は何度もこの業界を辞めようと思うほど、精神的、肉体的に辛い現場で働いたことがありますし、実際にうつ病になったり、休業したりと様々な犠牲を払って働いている人を見て来ました。

 

私も心が折れそうになった事が何度もありましたが、それを乗り越えることができました。それは、自分が目標としたくなるような人との出会いです。

 

仕事を楽しんでいたり、高いスキルでトラブルを収束させたり、そういった人でさらに仁徳も高い。こんな素晴らしい人がいるんだ!と感動したことがあります。

 

そういった人を目標にする事で、まだ成長途中ですが、少しでも追いつこうとして自分自身が成長できます。私はそういった有能な人間的にも魅力がある人達に出会う事で、自分自身が成長できたと思います。

 

ちなみに、こんな事もありました。ある起業の組織にとてもスキルの高く、人望の厚い人が一人入ってきて、その組織は復活しました。社員間でコミュニケーションをとるようになったし、仕事も順調でした。しかし、一部の社員は影響を受けましたが、一部の社員は影響を受けずに時間が進みました。その後、その人が現場を去る事になり、次々のその組織の有能な社員がいなくなりました。

 

結果、組織は崩壊しました。ある人は会社を変え、ある人は会社に来なくなりました。それだけ1人の存在は大きかった訳です。組織に大きなプラスをもたらす人もいれば、そうでない人もいる。そのことを理解していない人は、人材の重要性を理解していないと思う訳です。人材は会社にとって宝ですからね。