若い人を使い捨てにする仕事、企業は東京にたくさん存在する

私の本業はシステムエンジニアなんですが、この仕事をスタートしてから早くも10年が経過しようとしています。

このブログを通じて、この仕事の大変さや、その経験を共有できたらと思っています。

最近、職場で精神的に病んでる人が結構います。システムエンジニアの仕事は、常に精神的に病む人がいるのは想像できますが、それにしても多い気がします。

例えば、朝出会ったらため息から始まったり、目がうつろだったり、職場全体が病んでいきそうです。

私が東京で仕事をしてきた理由は、スキルアップの為と、給料の為です。

以前、広島で約2年ほど仕事をさせてもらいましたが、やはり東京の方が案件数が多いし、お金も稼げます。

逆に地方は案件数が少ないのでゆったり仕事ができる反面、スキルアップが難しかったり、給料が安かったりする場合もあります。

その為、当時、地元の広島で同じ会社にいたモチベーションの高い同僚は、東京に上京した人が何人かいます。私もその一人ですね。

しかし、東京で仕事をしていくと感じる事があります。それは、仕事の数が多いのですが、その分、人を”使い捨て”にするような仕事がたくさんあるということです。

特にそれは大手企業でも散見し、以前の現場でもろくに新人教育しないにも関わらず、ガンガン仕事を与え、精神的に追い込む現場がありました。

その職場は、最短で数週間くらいで若い人が来なくなるという異常な現場でした。

他にも、鬱病患者を出した大規模な構築プロジェクトがありましたが、そこも精神的に病んで退場していくような過酷な現場で、残業時間も平均で100時間を超えていました。

スキルがそれほど高くない人にそういった過酷な仕事をさせ、精神がボロボロになるまで働かせ続けるのです。間違いなく奴隷です。そして日本人はまじめなので、ギリギリまで頑張って、ボロボロになって辞めていく訳です。

スキルがある人なら、スキルアンマッチを理由に仕事を変えてもらえるのですが、新人や未経験の場合、他の仕事でも同じことが起きるという理由で、簡単に現場を変えてもらえない場合があります。

そこまで追い込んで現場を出た人間は、ＩＴ業界に嫌気がさすか、なんとか新しい現場に行くも、同じく病んでしまい、地元に帰る、もしくは別の仕事に変えるといった状況になります。

なぜこんな状況がまかり通るかと言うと、東京には人がたくさんいるので、替えはいくらでも効くからです。その代わり、こんな事が言われていました。

「市場にいい人材がいない。」

そういったブラックな企業や組織は、安い単価で能力の高い人材を雇おうとし、それでいい人材がいないと嘆いているのです。

さらに言えば、中の人間をまともに育てようともしないという現実もある場合があります。

重要なのは、外にいい人材を求め続けるのではなく、中で人を育てる仕組みを作る事の方が重要なのです。

特にこれからの時代、少子高齢化の影響で人材が減っていくわけですから、人を育てる環境をつくらないとダメですね。さらに、ブラック企業、、、明確には組織は淘汰されていくべきです。

人を物のように使い回しするような企業や組織には、十分に注意が必要です。

仮に、もう頭がおかしくなりそう。。。というブラック会社に入ってしまったら、本当に病んでしまう前に転職しちゃいましょう！