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世界一チャレンジしない日本人の若者の原因になっているのは働かない上司たち

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ニューズウィーク日本版の記事「世界一チャレンジしない日本の20代」が話題になっていますね。


以前から、日本人はチャレンジしないとか、動きが遅いとか、色々と言われていますよね。実際、私もサラリーマンをしていますが、チャレンジをしない人が多いとは感じます。

 

ちなみに、その世界一チャレンジしない日本の20代に関する記事はこちらです。

www.newsweekjapan.jp

 

企業の人事担当者に「どういう学生が欲しいか」と尋ねれば、「自分で考え積極的に新しいことを提案できる人」、「失敗を恐れずチャンレンジ精神が旺盛な人」という答えが返ってくるはずだ。紋切り型と言えばそうだろうが、いつの時代でも企業はこういう若者を求めている。

日本が50.9%、アメリカが73.9%となっている。冒険志向はもっと差が大きく、両国では倍以上の開きがある(日本23.1%、アメリカ55.8%)。あくまで自己評定の結果ではあるが、日本はアメリカに比べて若者のクリエーティブ志向や冒険志向が低い。世間でよく言われることと合致している。

 

記事によると、日本人はやはりチャレンジしない傾向があるようです。

 

上司はチャレンジしろ、失敗していいと言うが・・・
そして、そんな中でも大手企業の上司は、「チャレンジを恐れない組織づくり」を謳う人がたまにいます。そして、「チャレンジを恐れるな、失敗を責めるな」的な発言をしている人がいました。


しかし、実態は?


そう、失敗したらめちゃくちゃ責めてきます。前の勤めた会社の部長なんて、突然、ブチ切れたりします。瞬間湯沸かし器です。


口ではチャレンジしろと言ってますが、実際にそれをフォローアップしてくれる上司や会社って少ないですよね。

 

しかし企業の側も、若者の扱いについて少し反省したほうがいい。クリエーティブな人材が欲しいと言いながら、斬新なことを提案したり、商談でイニシアチブを取ったりする若手を「生意気だ」と言って排除していないだろうか。こういう面での年功序列はいまだに幅を利かせている。

 

 冒険志向の低さは,失敗(道草)に寛容ではない日本社会の思想を反映している。企業の採用は新卒至上主義で、それができなければ翌年から「既卒」の枠に放り込まれて多大な不利益を被る。(新卒枠での)就職活動に支障が出るからと、留学をためらう学生も少なくない。新卒一括採用という、おそらくは日本固有の奇妙な慣行はいまだに是正されていない。履歴書の空白期間をとがめるような社会では、若者の冒険志向は高まらない。

 

記事にもありますが、なんだかんだで新卒は社会に出てから育ちます。しかし、実態がそうではないのであれば、それは既存の先輩、上司に問題があると言える訳です。

 

地方はさらに年功序列がひどい
特に地方に移住して感じるのは、年功序列で残っている古い考えの人が、若者の成長を止めている気がしますね。


福岡に移住して、いくらかの会社を面接したのですが、過去の話ばかりつついてきて、無駄な時間を過ごした事があります。久しぶりに、心の底から嫌な気持ちになった面接でした。

 

IT関連の企業の面談をしているのになぜか、建築時代の話をしたり、英語の大学を出ているのに資格をとってないのはどういことだと指摘してきたり。結果、そんな会社に入らなくて大正解でしたが、本当に終わった人間が集まっていると感じましたね。


こんな奴がいるから会社が面白くなくなるんだと感じますね。逆にそんな上司がいる事が分かったのもよかったのかもしれませんが。

 

今のチャレンジしない若者の要因はやっぱり頭の固いおっさんたち
さて、日本人の若者がチャレンジをしないのは、今のおっさんたちが作ったものだと思いませんか?


チャレンジはリスクがつきものです。リスクを冒してチャレンジするから、結果がでるわけです。その結果も、いい方向にいくかどうかは、誰も分かりません。


しかし、チャレンジの先には大きな成果があります。それはノウハウだったり、社員の成長だったり。


それをプラスに捉えられるかどうかで、チャレンジが無謀になる可能性があります。チャレンジと無謀は違います。


多くの上司はこれを勘違いしているケースがありますが、安易に行う無謀な行為はアホすぎます。例えば、私の仕事はシステムエンジニアですが、実績がない事を平気で部下に仕事をさせて、トラブル三昧。


疲弊した部下に怒号を飛ばす。もう終わっていますね。そういった部署は普通にあります。特に東京の会社は下請けも多いですし、人を人と思っていないような会社がゴロゴロします。


そんな会社に勤めていると、とてもチャレンジがいいなんて思えないですよね。私は失敗はノウハウを得るために必要な事ですし、失敗は悪い事ではないと思います。


むしろ、失敗からの方が学ぶことが多いのです。特にシステムエンジニアの仕事についても思いますが、うまく行くことなんて、誰だって簡単にできます。しかし、失敗から学ぶことの方が大きいですし、ノウハウとしては価値があります。


この仕事はどれだけチャレンジしたかが、失敗の数につながると思います。逆に、失敗を経験していない人はそれだけ経験が浅いか、もしくはチャレンジをしていないと感じますね。


そして、これからの日本はチャレンジしてかなければ、日本経済は衰退していく一方です。


このチャレンジをしない日本人の20代の結果からも分かりますが、これからの日本経済は確実に弱くなっていきますね。


今のこの状況を作ったのが、おっさんたちです。ただ、考えてほしいのが、社会は助け合いです。今のおっさんたちが、しっかりとチャレンジの重要性を若者に教えて行かないと、会社・組織どころか日本経済が終ります。


おっさんたちは立場を利用して偉そうにしゃべる割には、プラスになるような発言をしない人がゴロゴロいます。正直、負のスパイラルが働いている気がしますね。


将来に希望が持てず、やる気もでない20代。そして、リスクを態々負ってまでチャレンジはしたくない。


逆におっさんたちは、若者はチャレンジすべきと説く。しかし、失敗したら責めたてる。おっさんたちは、もっと若者を成長させる為に頑張った方がいいですね。


一つ考えた方がいいのは、いまのおっさんたちが定年になってもらう年金は今の若者が稼いだお金があるから成り立つのです。


将来、今の若者にお世話になる必要があるのです。若い人に日本を任せるとか、背負って欲しいとか、過度な期待をするのもおかしいのではと感じますね。


そして、今の日本のサラリーマンはもっとエキサイトするようにしたほうがいいと思います。それが年功序列ではなく、実力主義の組織です。


完全に年功序列を廃止する必要はないですが、能力のない人は上司にすべきではないです。変な話、20代の実力のある若者が40代のおっさんを使ってもいいと思います。


そして、その場合は、当たり前ですが、20代の若者の方が高い給料をもらうべきなのです。そうする事で、若者もやる気がでますし、何より使えないおっさんが淘汰されます。


逆に、年齢を重ねて能力が圧倒的に高い人もたくさんいます。未だに、頭の上がらないすごい先輩方もたくさん出会ってきました。そういった人は、当然の如く、高い給与をもらうべきなのです。


こういった発言をするときは、どうしても大枠の話になってしまいますが、能力によって給料が決まった方が、仕事は確実にやりがいがでます。


さらに、熱意がある人がチャレンジをする訳です。だから、フラットに平等という発想をなくすことが、若者のチャレンジ精神を増やす事につながると思いますね。